入院22日目。お薬の量を徐々に減らして行っていたのですが、この日から飲み薬に変更になり、点滴も外してもらえる事になりました。利き手の右手に点滴していたので色々不便だったのも慣れて来ていたものの、おトイレに行くにもお風呂に入るのにも大変だったし、点滴のせいでおしっこの量もすごくて、夜中は2時間置きに紙オムツを替えないと漏れてしまう程だったので、私もやっとか〜という思いでした。もちろん一番嬉しかったのはお兄ちゃんですが、点滴が取れて自由に動けるようになったのに、なんでまだお部屋から出してもらえないの!と、ストレスは溜まる一方でした。。。
入院25日目の2月3日。節分でした。ちょっと前に、退屈していたお兄ちゃんの為に、事務の方が一緒に鬼のお面と大豆を入れる箱を作って下さいました。
当日、鬼の格好をした先生達がお部屋に入って来て、お兄ちゃんは看護士さんに貰った落花生を投げて「鬼は〜外!」。メメちゃんは鬼さんが入って来た途端に部屋の隅に逃げて行ってしまいました(笑)。お兄ちゃんも落花生を投げている間は調子良かったものの、赤鬼が近づいて来ると泣いてしまいました〜。。。そのすぐ後が3時のおやつの時間だったのですぐに機嫌を直しましたが。。。
入院27日目。この日で飲み薬も終わりでした。飲み薬を初めて少し経った頃から、「お腹空いた」という回数が減っていました。この日は4回目のMRI検査をしました。3回目の結果に比べるとすごく良くなっているという感じでは無かったけれど、これ以上病状が悪化することはないので、予定通り退院はできると言われました。
入院28日目。退院前に色々と検査が必要なのですが、まずは眼科検診。ステロイド治療の副作用で眼圧が上がる人もいるようですが、お兄ちゃんは問題無しでした。夕方からは脳波の検査でしたが、こちらも特に目立った異常は無し。
入院29日目。この日は脳の血流検査でした。検査の為のお薬投与のために、再び点滴をつかなければならなかったのですが、かなり抵抗しました。。。血流検査では、脳の左右の血流に違いが無いかなどを見て、後遺症の癲癇の可能性を調べるのですが、特に異常はありませんでした。
入院30日目。この日から1泊外泊許可が出て自宅に帰れました。今までずっと感染を避けるために個室で生活していたので、お薬を止めた後、身体が外の環境にどう反応するかを見る為の外泊です。久しぶりにお外に出て、しかもお家に帰る事が出来て、お兄ちゃんとっても嬉しそうでした。お兄ちゃんの入院中私もずっと病院で寝泊まりしていて家に帰っていなかったのですが、その間と〜ってもお利口にしていたメメちゃんも嬉しそうでした☆でも。。。夜になってメメちゃんがグズグズ。。。どうやら風邪を引いていたようです。。。次の日、念のため予定より早い時間に病院に戻ったのですが、やはりお兄ちゃんにも風邪がうつっていました。。。一応インフルエンザの検査をしましがた、陰性でした。熱がある以外は元気過ぎる程元気なのですが、夜になると39度近くまで熱が上がり、予定では外泊から戻ったら退院できるはずだったのに、お熱が下がるまでは退院延期になってしまいました。。。
入院37日目。ようやくお熱も下がって退院することができました!外泊から戻ってからは大部屋に移ったのですが、同じ部屋の子供にインフルエンザの人が居て、もしかしたらうつっているかも。。。という騒ぎもあったのですが、なんとか無事に退院することができました。
長かった〜。。。入院中は完全付き添いだったので、メメちゃんのお世話をどうするかで、おじいちゃんやおばあちゃんにも助けてもらったり、ジェフが仕事を休んだりと色々やり繰りも大変でしたが、やっぱり一番ストレスを感じていたのはメメちゃんだったと思います。それでも泣いたりせず、本当にと〜ってもお利口でした!日中病室で過ごす事も多かったのですが、それでも普段のように毎日ずっと見ていたわけではないので、会う度におしゃべりが上手になっていたり、いつの間にか歯が全部生えそろていたりとびっくり!
でもでも、やっぱり一番頑張ったのはお兄ちゃんです。痛い検査や点滴や、退屈な病院生活、よく頑張ったと思います!!とにかく元気になってくれて良かった〜。。。!
そして今回の入院で、日本の医療保険制度はすごいな〜と痛感しました。子供医療は、通院も入院も2歳までは月200円/1医療機関で、2歳からは通院は1医療機関につき、月3000円までは実費、入院は月200円/1医療機関で済みます。お兄ちゃんは今回の入院でMRI4回、脳波の検査2回、その他にも血流検査、眼科検査、血液検査、髄液検査、たくさんのお薬などなどを使ったのですが、それでも1月と2月分あわせて400円。。。これからもどんな病気や怪我をするか分らないので、アメリカに帰るのが恐ろしい〜。。。